ポール

技術の上達を目指す練習法として、ポールトレーニングがあげられます。
レースに出る出ないということは別にして、このポールトレーニングは上達が早くなること間違いなしです。
今回はこのポールトレーニングについて説明します。

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ポールトレーニングがなぜ上達につながるかと言いますと、ポールという目標物ができることによってターンのきっかけがうまく作れますし、それにより上体が安定しやすくなるからです。
このトレーニングは体力がかなり必要となりますが、滑れば滑るほど正確な判断ができるようになりスキー技術が身に付きますので、上級者だけではなく中級者の方にもお勧めです。
滑る時の基本としては、常にポールとポールの中間点でターンのきっかけをつかみましょう。
この基本を身につけないで滑りますと、スムーズに通過することは難しいでしょう。
慣れないうちはよく転んでしまうでしょうが、これはポールにばかり気をとられてしまい肝心のターンがおろそかになってしまっているからです。
ですから、ターンのきっかけを中間点で作るということを常に頭に入れておきましょう。
それさえ忘れなければ、最短距離を通ったとしても体を入れるスペースをきちんと残すことができます。

滑り方(踏みかえターン)のポイントを2点紹介します。

1、上体をしっかりと腰に乗せましょう。
山周りの右ターンでポールを滑りぬけましょう。

2、上と下のポールの中間点でしっかりとターンのきっかけを作りましょう。
このとき、左スキーを持ち上げた状態で右スキーへ体重を移動させましょう。
きっかけがずれてしまうとかなりのタイムロスとなりますから注意してください。


スキー場にあるこのポールですが、セッティングにはいろいろな種類があります。
その数ある中で、フォールライン(斜面上で物体が自然と落下していく方向のことです)に対して直角にセットされた旗門をオープンゲートと呼んでいます。
左右にかなり離れた旗門の場合は、深めのターンになりますので速く滑るというよりも、ポールとポールの中間点を通るための回しこみが重要となってきます。
ポイントは、体の上下の動きを大きめに使いながらすばやく踏みかえることです。

オープンゲートの滑り方(18~25度の中斜面)
1、腰の左側に上体を安定させましょう。

2、左スキーのインサイドエッジでしっかりと雪面を踏みつけましょう。

3、左スキーの強めの蹴りと、右スキーへのすばやい踏みかえで、次のターンへのきっかけを作っておきましょう。

4、腰の右側に上体を安定させて、右スキーだけで左まわりへ入りましょう。

これらを頭に入れて、イメージしてから実際にトレーニングに入りましょう。
逆にフォールラインに沿ってセットされている旗門には積極的に突っ込んでいきましょう。
この場合のポイントは、ポールとポールの中間点を通る浅めのターンでスキーの回しこみを少なくすることです。
タイトな旗門では小さく速い踏みかえが必要なため動きは顕著にはあらわれません。
また、スキーのトップはフォールラインに向けたまま滑りますからスピードが出やすくなります。
いずれにせよ、スキーに体重をかけて、正確にエッジングすることが必要となります。


スキーの本質とは、アンバランスさの中でバランスを追及していくことではないでしょうか。
その本質を表したものが競技スキーです。
競技スキーは、斜面の状況や旗門との関係を正確に読み取りその上で自身のリズムとテクニックを駆使して滑るものです。
ですから、一般のスキーを楽しむ方々も上達に従っていつかポールを滑ってみたいという気持ちになるものでしょう。
そのためには、日頃から目標を持ってスキーをすることが大切です。
自由な中にも目標を持つことにより張り合いになりますし、頭で考えたことを体でコントロールするということは調整力が養われることでしょう。
目標もはじめから大きくしてしまっては長続きしませんから、まずは部分的に小さく設定しましょう。
急斜面、中斜面とひとつひとつの斜面でスキー操作を確認するつもりで目標達成していき、それから総合的な目標を立てることをお勧めします。
たとえば、斜面の斜度が変わるところでもノンストップで、スタートからゴールまで滑りきるという目標はいかがでしょうか。
これにより部分的目標では味わえなかった速度を身にしみて体感できるでしょう。
このノンストップ練習は、実は競技スキーでも欠かすことができないトレーニングのひとつとなっています。
このトレーニングにより、持続力が養われスピードにも強くなり、斜面のうねりやねじれなどに対応する能力も養われます。
このトレーニングのスタート時には、屈伸などして体をほぐしたり深呼吸で心をほぐしたりしますとリラックスして滑ることができるでしょう。

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